2010年01月17日
かいじゅうたちのいるところ
むすめにつれられて、映画「かいじゅうたちのいるところ」を見てきた。
娘といっても、小学生ではなくもう立派な大人。
そう、この映画はぬいぐみのようなへんてこなかいじゅうたちが出てくるが、子供のための映画ではない。 大人が楽しむ大人のための映画だ。
ディズニーの映画や安っぽいファンタジーものの映画の積もりで見てはいけない。
ファンタジーで少し前に見た「パンズ・ラビリンス」もいい映画だったが、あの映画ほどシビアではないが、同じようによい映画だ。
原作は絵本で、そのストーリーは単純で20ページくらいで終わってしまうものだが、これを2時間もの映画にしあげてしまった。
映画をみてから、もう一度絵本を読んでみると、この絵本からこんなストーリーを作り上げることが出来るのかと感心するが、絵本の内容とぜんぜん矛盾しないし、確かに絵本の原作者の考えていたこと一致しているようにも思えてくる。
さらに音楽がよい。特に私が気に入ったのは、エンディングロールのバックに流れるギターと何かの楽器の弾き語り風の伴奏と一緒に歌われる歌だ。
主人公の少年「マックス」を演じている子が、すごくよい。多くの候補者の中から監督が選んだとのことだが、とてもかわいいし、ナイーブな感じをよく出しているその表情がすばらしい。