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2007年09月26日

越中八尾風の盆



 ちょっと前の話になってしまったが、9月1日、2日と「風の盆」に行って来た。
 4年前から毎年、4回連続で訪れていて、その魅力にはまっている。

 今年は、ちょうど週末の休みに当っていたので、昨年、一昨年に比べて観光客の数が多かった。
 毎年二百十日(にひゃくとうか)に行なわれるのだが、わたしの4回の経験では途中から雨が降ったり、快晴の日は少ないが、今年はずっと良い天気だった。

 

 三味線と胡弓の伴奏、哀調を佩びたオワラ節も味わいがあるが、踊りが素晴らしい。
 踊り手は、すべて現地の若者で、女性は24歳以下、生娘しか踊ってはいけないとされているそうだ。それはさておき、踊り自体はもともと色町の踊りがベースだそうで、若い女性のしなやかな肢体を強調する優雅な踊りで、若い女性が踊ってこそ美しい。踊り子は菅笠をかぶって顔を隠しているので、みんな美人に見える。地元の子は小さい頃から、踊りを教えられ、自然のうちに踊りを覚え踊るようになる。

 夜が更けて11時を回ると、輪踊りが始まり、中年の女性を含め(失礼!)、誰でもが参加して踊れるようになる。

 

 翌日(9月2日)には、新港に繋留されている海王丸の年に数回ある総帆展帆(そうはんてんぱん)ですべての帆を広げている雄姿を見て帰ってきた。  

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2007年02月05日

どらエモンのいる風景

           
 

 
高岡駅に近い、オタヤ通りの入り口に小さな公園がある。そこのジャングルジムのてっぺんには、のびた君、ジャイアン、すね夫、しずかちゃん、どらエもん、ドラミちゃんが、のっかっている。いかにも楽しそうに、追いかけっこをしているのである。 

高岡の町なかには、ブロンズ像がたくさんある。街角に不思議な国のアリスの像やら、ビルの半地下になった庭には、七匹の子ヤギがいる。上のほうからオオカミが子ヤギたちを狙っている。



  

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2007年01月23日

蟹をたべるなら 北陸観光案内その7

 冬においしいものに蟹がある。北陸といえば、当然ずわいがにである。
 ズワイガニ、越前ガニ、松葉ガニなど名前はいろいろあるが、すべて同じものである。獲れる場所によって、その呼び方が変わってくるが、北陸(石川県、富山県)では、ズワイガニと呼んでいる。
 東海地方で食べられるものはほとんど冷凍物である。
 冷凍でない生の蟹を食べるには、現地へ行かなければならない。
 石川県で、おいしい蟹を食べようと思ったら、「橋立港」へ行くとよい。
 石川県の蟹の漁場に一番近いのが、この橋立漁港である。なぜ近いとよいかというと、漁をしてすぐ水揚げするので、食べるときの鮮度がよいのである。
 また、ここでは日帰りで漁をするが、他県では、漁場に何日もとどまって漁を続けるので、当然水揚げするときの鮮度はさがってしまう。

 蟹漁の解禁は、11月6日で漁の終わりが3月20日となっている。しかし、コウバコガニは1月6日以降は禁猟となる。コウバコガ二というのは、ズワイガニの雌で、大きさが雄の半分以下なので、別の名前がついている。セイコガニなどとも言うが、地元で消費してしまうので、東海地方などでは、あまり知られていないが、とてもおいしい。

 橋立港には、民宿、料理店が村内に点在している。どこの店がおいしいかは、わからないが、われわれがいったのは写真のお店だ。
 焼き蟹、蟹刺、茹で蟹、その他蟹尽くしで、5,000円位から食べられる。ただしこの値段だと北海道の蟹だ。橋立港の蟹だと、蟹代だけで15,000円以上かかる。
 われわれは、もちろん北海道の蟹を食べた。理由は貧乏だからだ。でも、十分おいしかった。
 地元産の蟹は、空色のタグがついているので、識別できる。帰りにお土産の蟹を市場で購入できるが、身内へのお土産なら、足が1本なかったりの傷物を購入すると、地元産のものでも値打ちに購入できる。
 漁港の近くには、「北前船の里記念館」などというものもある。
   

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2007年01月21日

能登半島・波の花 北陸観光案内その6  

 能登半島は今は雪だろうか?
 昨日のニュースで能登島水族館にらっこのあかちゃんがうまれたといっていた。能登島は、和倉温泉のある七尾市から橋を渡って10分もかからずに行ける島だ。和倉温泉では毎年この時期に「冬花火」をやっている。花火をしながら、地元の歌手が歌をうたったりするのだ。花火はもちろんきれいだが、とにかくこの時期だ、野外は寒いことおびただしい。ずっと見ていることは、ちょっとした罰ゲームのようなものだ。ただ、蟹なべや焼き牡蠣を食べさせてくれる。これはおいしかった。

 冬に能登半島を車で一周したことがあるが、能登半島の海は寒々として、空はどんよりし、北からの風が激しく吹き付ける。道には人影はなく、ちょっと大げさだが、地の果てに来たような気分にしてくれる。
 寒くないときにはゆっくり見ることができた能登半島先端の千枚田も、冬にくると吹き付ける冷たい風に、一刻も早く車の中へ戻りたい気分になってしまう。

 写真は、能登半島名物の「波の花」である。
 寒い冬の海岸沿いで、海のほうから雪のような、泡のような白いふわふわしたものが飛んでくる。多いところでは、波止めなどに雪のように積もっている。
 離れたところから見ていると美しいが、そばで見ると雪と同じで少し薄汚れて、必ずしもきれいではない。女の人とおなじで、少し離れたところから眺めるのが一番いい。

 どちらにしろ、あまりに寒いので車でないといけないが、他の観光地とは違う雰囲気を味わうことができる。 
 能登には3年ほど前に空港ができたし、能登半島道路が通じて能登半島の先端の輪島もずいぶん近くなった。

 能登空港の開港一番に飛んできた飛行機は、桂文珍の操縦する自家用機だった。モスキートのような、ふわふわの機体で後部にプロペラのついたプッシャータイプの飛行機だ。
 ちなみに、セントレア(中部国際空港)へ最初に着陸したのも、桂文珍である。  続きを読む

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2007年01月20日

北陸観光案内その5 氷見うどん

 日本全国どこへ行っても、それぞれおいしいうどんがあるが、北陸には「氷見うどん」がある。ツルツルでのどごしがいい麺だが、もっちりとした歯ごたえもあり、とてもおいしい。
 北陸にいたころは、職場の近くに氷見うどんを食べさせてくれるお店があったので、お昼はいつもそこで食べていた。
 名古屋にある「どんどん庵」と同じように、自分でどんぶりにうどんとてんぷらやあげなどのトッピングを好みに合わせてのせる方式だが、ここではねぎと昆布が好きなだけのせられるようになっている。
 ねぎをうどんにのせるのは、どこにもあると思うが、ここでは、昆布を細くきったものがおいてあって、無料でいくらでものせられる。私はうどん1玉でねぎと昆布をたっぷりのせて食べていたご、それがとてもおいしく、うどんと同じくらいの量の昆布をのせて食べていた。あまりたくさんのせるので、お店の人に後ろめたい気持ちがしたくらいだ。

 名古屋へ戻ってからは、北陸へ遊びに行くたびに、必ずお土産に氷見うどんを買ってくるようにしている。家族もみんな、氷見うどんのファンになっている。

 氷見市に「海津屋」という、氷見うどんの製造直売のお店があるので、そこへよって買ってくるのだ。
 氷見うどんの製造元は、ほかにもあるらしいが、うちの家族は、この「海津屋」のうどんが一番気に入っている。 製造方法は、いわゆる手延べで、お店に隣接した工場で作っている。
 お店には、乾麺もあるが半生の「太めん」が一番食べやすくおいしい。つゆも売っているので、麺とつゆの両方を買ってくれば、おいしく食べられる。
 友人たちと氷見や高岡方面へ行ったときにも、必ず立ち寄って、みんなに勧めている。

 氷見市は、漁港で寒ぶりで有名だが島尾海岸という海水浴場もある。
 昨年の中日新聞では、全国の海水浴場の中でも、10位以内のきれいな海水浴場にランキングされていた。それもそのはずで、太平洋側や敦賀の海水浴場と比べたら、泳ぎに来る人の数が圧倒的に少ないので、汚れないしのんびり泳ぐ事ができる。

 ここも、雨晴海岸の続きなので、富山湾越しに立山連峰を見ることができる。


 
   

Posted by ミシェル at 16:08Comments(0)TrackBack(0)北陸観光案内

2007年01月19日

北陸観光案内その4 キトキトの魚

 北陸ではとれたての新鮮な魚のことを「キトキト」の魚という。高岡市では、氷見や新湊など富山湾に面した漁港で取れた新鮮な魚が食べられる。
 昨日も書いたが、高岡市内の「寿司喰いねえ!」という回転すし屋では、このキトキトの魚をネタにした寿司を食べさせてくれる。チェーン店となっていて富山県、石川県に数軒あるらしいが、高岡の店は食事時に行くと、いつも待たされる。
 ただ、東海地方と魚の呼び方(名前)がちょっと違うし、こちらにあるものが向こうではなかったりもする。
 富山で初めて知った魚の名前は次のようなものがある。
 まず、はまちのことは「ふくらぎ」というし、「のどくろ」や「エチオピア」などというのもある。
 「のどくろ」はあかむつのことで、「エチオピア」はヒレジロマンザイウオという魚らしい。
 いっぽう、「シャコ」をくれといったら、そんなものは知らないという。こんなやつだと説明しても、わからないという。どうやら向こうにはいないか、いても食べないらしい。
 また、取れたばっかりの魚を食べたければ、氷見市へゆけばよい。
 氷見には、「海鮮館」という市場があり、新鮮な魚やズワイかにを売っている。
 また、氷見には民宿やレストランもあるのでそういったところで食べてもいい。

 写真は、氷見市の海沿いのレストランで食事したときのご馳走の一部だ。

 氷見は、寒ぶりで有名だが、水揚げされる魚の種類も日本一多いそうだ。  

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2007年01月18日

北陸観光案内その3 高岡市中心部

 高岡市は、大きく市中心部(JR高岡駅の近傍)と伏木地区とその他(最近合併した地域)に分かれる。伏木地区は古くは奈良時代に国府がおかれた場所だが、現在の市中心部はそれより歴史が新しく、江戸時代以降に発展した地域だ。前田利家の子である前田利長がこの地に城を建て、地名を高岡とした。すでに高岡城は現存せず城址が古城公園となっているが、富山県で唯一日本100名城に指定されている。 利長の養子となった利常が、その恩に報いるため菩提寺として瑞竜寺を建立したが、この瑞龍寺の山門ほかが国宝に指定されているが、これも富山県内で最初である。この瑞龍寺の境内の中央にある仏殿は、屋根が鉛瓦葺きとなって非常に重たいが、その重さを支える立派な構造となっている。またこの寺の変わっているところは、本尊として阿弥陀如来などではなく前田利長の位牌が祭られていることにもある。
 寺内は、いつもきれいにチリひとつないほど清掃されているが、聞けば住職は2人しか居ないそうである。


  高岡の旧市街は戦災にあっていないため、古い町並みや建物が残されており、かっての繁栄をしのばせる明治時代の土蔵やレンガつくりの建物が残る山町筋や千本格子と石畳の鋳造発祥の地である金屋町などが昔のままの姿を見せている。
 3月には、山町筋の旧家が開放され、昔の商家のお姫様の雛飾りを見せてくれる。
 私が訪れた時、雪とも霙とも分からぬ冷たいものが降る寒々とした日だったが、その旧家へ入って行くと、暖かくストーブが焚かれたなか、飾られたお雛様の説明や、さらには琴の演奏があり、正座をして聞かせて頂いた。さすがに、お雛様は古いものだが丁寧に作られており、どこか上品さを感じさせられたのである。
 駅前の商店街を「御旅屋(おたや)」通りという。少々さびれぎみでさびしいが、藤子F不二雄の出身地ということで、通りの公共スペースにはドラえもんがいた。
 

この御旅屋通りのお店にこんなにカラフルなでかわいらしいディスプレイがしてあったが、これは地元の手芸教室の生徒さんが作ったものだそうだ。

 高岡の町は、昔からのものが大切に守られている、こころ休まる伝統の町である。

 瑞龍寺の近くに、「寿司喰いねえ!」という回転寿司屋があるが、氷見や新湊から直送のネタを握ってくれる。安くてとてもおいしい。

 瑞龍寺HP http://www.zuiryuji.jp/  

Posted by ミシェル at 20:52Comments(2)TrackBack(0)北陸観光案内

2007年01月17日

北陸観光案内その2 高岡市伏木地区

 高岡市は富山県では、富山市に次ぐ第2の都市だ。この高岡市の伏木地区は、とりわけ古い歴史を持つ地域である。万葉集編纂で有名な大伴家持が国守として5年間を過ごし、この地区を詠んだ歌をたくさん残している。そのころの国府の跡近くに大伴家持とその時代、万葉集に関する展示を行っている万葉歴史館が立てられている。写真は雪の万葉歴史館である。この万葉歴史館の後ろにある山の名前も「二上山」といい、奈良にある山と同じ名前だ。
 JR高岡駅から新湊へ行く路面電車の名前も万葉線と名づけられている。なお、万葉線は進行方向は同じだが伏木へは行かない。万葉線ではなく、同じくJR高岡駅から出ている氷見線が、伏木地区を通る。氷見市が藤子A不二雄の出身地であるため、「忍者ハットリ君」の絵を車体に描いた電車が走っている。一方、藤子F不二雄は高岡市出身であるため、高岡市立図書館には、藤子不二雄コーナーがある。
 万葉歴史館の近くには、国分寺の跡などもあるが、おとづれる人もほとんどなく、静かなたたずまいとなっている。


 大伴家持は、当地で次のような和歌を詠んでいる。

 「馬並(な)めて いざ打ち行かな 渋谿(しぶたに)の   清き磯廻(いそま)に 寄する波見に 」
  「しぶたに」とは、現在の雨晴海岸のこと。

 「もののふの 八十娘子(やそをとめ)らが 汲くみまがふ  寺井(てらゐ)の上の 堅香子(かたかご)の花」
  「かたかごの花」とは、カタクリの花のこと。寺井は地名。

 「あゆの風 いたく吹くらし 奈呉(なご)の海人(あま)の  釣する小舟(をぶね) 漕(こ)ぎ隠る見ゆ」
  「あゆの風」は、「あえの風」ともいい、東から吹く風のことで、この風がふくといいことがあるという。
  また、、このあたりの海を奈呉の浦といい、現在も新湊市にその地名が残っている。

 高岡市はふるい歴史を持ち、その歴史を大切にしているし、あちこちに落ち着いた雰囲気を残している町である。
 
  万葉歴史館のHP  http://www.manreki.com/  

Posted by ミシェル at 23:48Comments(0)TrackBack(0)北陸観光案内

2007年01月16日

北陸観光案内その1 海王丸パーク

 ネタのない日は、北陸(富山県、石川県)の見所を紹介することにしよう。 生まれも育ちも東海地方だが、縁あって短期間だけ富山県にすんだことがある。そのころには休日ごとに、あちこちでかけていたから、少しはいいところを知っているので、業者の観光旅行ではあまり行かないところを紹介しようと思う。
 今回は、海王丸パークを紹介する。
 富山県第2の都市、高岡市から東北にあたる場所に、新湊市という小さな町がある(現在の名前は射水市)。JR高岡駅前から「万葉線」と名づけられた路面電車に乗る。この路面電車の終点を降りた先に、「海王丸パーク」がある。ここに、4本マストの練習船、「海の貴婦人」と呼ばれる海王丸が係留されている。普段は帆がたたまれているが、年に何回か「総帆展帆」(そうはんてんぱん)と呼ばれる、すべての帆を広げる行事がある、この日に行くと、すべての帆を拡げた美しい姿の海王丸が見られる。
 冬の晴れた日に訪れると、運がよければ、剣岳をはじめとした立山連峰を背景にした海王丸を見ることができる。
 海王丸は、いつでも航海できる状態で保存されているが、その内部は公開されているので、船長や航海士の部屋、練習生の部屋や食堂などを見ることができる。
 この「海王丸パーク」は高岡市の伏木地区や氷見市も近いので、そちらへ観光に行ったときに寄り道して見に行くのもいいだろう。




 海王丸HP http://www2.hitwave.or.jp/kaiwomaru/index.html  

Posted by ミシェル at 23:30Comments(6)TrackBack(0)北陸観光案内
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プロフィール
ミシェル
ミシェル
ターキシュアンゴラです。 体の毛の色は純白、耳の辺りはピンク色です。 もうすぐ4歳です。(2006年1月生まれ) 好きなことは、昼寝、爪とぎ、障子破り。 趣味は障子の桟でジャングルジム遊びをすること。ケーブルの噛み切りと屋外への脱走の情熱は冷め気味。
好きな作曲家は、ボルフガング・アマデウス・モーツアルト。 特に好きな曲は、ピアノ協奏曲22番、23番。クラリネット協奏曲は聴きすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。 ヴィヤニエフスキーのヴィオリン協奏曲2番(五嶋みどり演奏)も時々聴きます。
おりにふれ、また見てみたいなと思う映画は、やはり「スタンドバイミー」かな。ベン・E・キングの歌がとてもいい。
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