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2007年02月23日

ハッブル・ヘリテイジ



先の記事で書いた「ハッブル・ヘリテイジ」の写真を少し紹介しよう。

 ハッブル宇宙望遠鏡は、1990年4月に地球の大気に邪魔されること無く宇宙を観測するために、地球周回軌道へ打ち上げられた。
 当初は様々なトラブルに見舞われたが、幾度かのサービスミッションで修理され、その後すでに十数年間、地球上からは写すことの出来ない遠い天体や、細かい構造、赤外線で見た天体の写真などを蓄積してきた。
 現在、その写真が「ハッブル・ヘリテイジ(文化遺産)」としてインターネット上に公開されている。

 冒頭の写真は、土星である。
 次の写真は、干渉しあう銀河である。



次の写真は「セイファート銀河」で、中心にブラックホールがあると考えられている。



このほかにも、美しく興味深い写真が多く公開されている。  

Posted by ミシェル at 17:35Comments(6)TrackBack(0)読書

2007年02月23日

読書会だあ


 ここ2~3日、いろいろ難しいことがあって落ち着かず、ブログが書けなかった。
 今日になって、ちょっと落ち着いてきたので、久しぶりに書こうと思う。

 ほぼ毎月、友人たちと読書会をしているのだが、3月のレポーターになってしまったので、今一生懸命担当する本を読んでいる。
 毎回1冊ずついろんな本を選択し、レポーターを決めて、そのレポータの報告後、感想や意見を述べ合う。
 取り上げる本の分野は様々で、メンバーの推薦で決めているが、メンバーにそれぞれ好みや得意分野があるので、担当する人によっていろんな本が読めるので面白い。
 自分がもともとはあまり興味のない分野の本でも、読書会で取り上げられると一応読まなければいけないので、読書の幅がひろがってくるし、一方自分がレポータになると、人に説明するためにきちっと読み直したりするので、知識の確認が出来たり、理解をより深めたりすることになるので、非常にいい。
 とはいえ、レポータになると、それなりのレポートを作って報告できるようにしなければいけないし、質問を想定して、明確に理解していなかったようなところは改めて調べなおさなければいけないので、心理的な負担が大きくなってくる。
 見ず知らずの聴衆の前で話すわけではなく、友人同士だし、意地悪な質問をされるわけではないので、それほどのことは無いが、やはり少し気が重い部分はある。

 私自身は、積極的にレポータをしてこなかったので、回数は少ない。自分の得意分野は自然科学系やコンピュータ関係なので、そのあたりを担当している。
 次回で取り上げる本は、「宇宙の素顔」という本である。
 宇宙のはじめ(ビッグバン)とか終わりとかいった話が中心となるのだが、この分野は最近の進歩が目覚しく、4,5年以上前の本だと、もうすでに内容が陳腐化している場合もある。
 したがって、素材にする本を決めるのにも、必ず奥付けに記載された初版発行日を確認しないと、まずいことになる。
 なぜかというと、宇宙を観測する技術が近年急速に進歩しているためである。地球外の宇宙(人工衛星上)に望遠鏡が設置されたり、地上の望遠鏡でもCCDの採用によって解像度(集光度)が飛躍的(従来の100倍とか)に向上したりして、理論の進歩の基礎となる観測情報が増加していることがある。
 宇宙が、小さな火の玉から爆発的に膨張して、現在の姿になったというような「ビッグバン」説は、すでに常識的名までに認められているが、最近では、「ひも理論」や「マルチバース」などが話題となっている。
 「ひも理論」は、素粒子は微小な粒ではなく、振動するひもであり、この宇宙は4次元ではなく11次元だという理論であり、「マルチバース」はわれわれの宇宙(ユニバース)は、同時にたくさん存在する宇宙(マルチバース)のうちのひとつ(にすぎない)であり、ブラックホールなどを通れば、別の宇宙へ行くことも出来るかも知れないという、想像を絶するような理論である。
 が、世界中の科学者が真剣に議論しているし、数学的には(ということは実証的な観測ではなく)十分筋が通っていつというのだから、驚かされてしまう。

 ちなみに、宇宙にある望遠鏡「ハッブル望遠鏡」で撮影した写真が次のホームページに公開されている。とても美しく、感動的な宇宙の素顔が見られるので、興味のある方はどうぞ。

 http://heritage.stsci.edu/ (ハッブル・ヘリテイジ)

 
   

Posted by ミシェル at 15:25Comments(0)TrackBack(0)読書

2007年01月11日

「天と地の間に」 40年ぶりの再会

 まだ青年だった頃、映画館で、ザイルを肩にまいたアルピニストが塔のような岩の上に立っている映画を見た。映画の中では空は深い碧色で、山々は真っ黒な岩の塊だった。そして、そこに真っ白な雪があった。岩にはりついてのぼり、雪の上を歩き、高い岩のうえにたつ登山者がいた。その映画は、「天と地の間に」という名前で、作った人はガストン・レビュファという名前だった。
 そのとき、スクリーンに見た岩の上に立ち手からザイルをたらした登山者と山とザイルのシルエットが今でもはっきりと脳裏に残っている。それから40年ほどの間、私はその映画の「天と地の間に」という名前と「ガストン・レビュファ」という名前を忘れたことは無く、ビデオやDVDがどこかに無いかといつも探していた。そして初恋の人のように、時々私の頭に浮かんでは消え、もう永久に逢うことが出来ない、記憶の中だけのものと感じ始めていた。
 ところが、数日前ネットで、アマゾンのDVDを検索したら、ヒットしてきた。
 なんと、販売されていたのだ。発売日は、2006年10月となっていた。40年ぶりにDVD化されたのだ。
 そして、「星にのばされたザイル(新・天と地の間に)」、「星と嵐」も発売されていた。
 今手に入ったこのDVDは、いま私の宝物になった。
 そして、あの時と同じ感動を今味わっている。

 長い間、求め続けて与えられないもの、私にはほかにもそんなものがいくつか、実はまだある。
 その中にはもっと手に入りにくいものも、いくつか含まれている。
 それらも、いつか与えられるのだろうか?たぶん、大半は無理なものばかりだろうと思う。
 しかし、与えられないと分かっていても求め続けることも、また意味があることではないのかと思う。  

Posted by ミシェル at 23:50Comments(2)TrackBack(0)読書

2007年01月04日

サイモン・シン ビッグバン宇宙論

 年末年始にかけて読んでいる本。
 サイモン・シンの「ビッグバン宇宙論」。ギリシャ時代の宇宙観から始まり、天動説と地動説の闘い、相対性理論から最新の宇宙論までを解説した上下2巻の本である。
 他にもサイモン・シンの本は読んでいるが(続き参照)、分かりやすくて読んで楽しい本である。
 まだ、上巻の終わりあたりを読んでいるが、理論の解説よりも、それぞれの理論の成立までの過程や、それを発見したり確立した科学者たちにまつわるエピソードなどが詳しく書かれており、興味深く読める。  続きを読む

Posted by ミシェル at 12:28Comments(0)TrackBack(0)読書

2006年12月16日

ノーザンライツ・星野道夫

 このあいだ娘について、ビレッジバンガードへいったとき、ふと目に付いて「ノーザンライツ」という本を買った。これまで、星野道夫という書き手(写真家)の名前も知らなかったが、なんとなくアラスカに興味を持って買ってしまった。ところが、これを読みだしたら、読み進むにつれて涙で目がうるうるしてきてしまった。こんなに感動した本は久しぶりだ。飛行機に乗ることが大好きな女性ジニーとシリアがおんぼろの飛行機で27日間かけて 、苦労してアラスカを目指して飛び、1947年1月1日やっと農場に着陸し、その後アラスカの自然を守る運動の中心になる話や、カリブーの移動やエスキモーの素朴な暮らしやなど、考えさせられる話や勇気付けられる話がいっぱい書かれているが、創作ではなく、すべてが星野道夫が直接聞いた話であるところが、また素晴らしい。
 早速、星野道夫の写真を使ったカレンダーも買いに走ってしまった。
  「イニュニック」という本もあるらしい。すぐにも読んで見たいが、近くの本屋にはなかったので、ネットででも買おうかなと考えている。  

Posted by ミシェル at 01:05Comments(0)TrackBack(0)読書
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プロフィール
ミシェル
ミシェル
ターキシュアンゴラです。 体の毛の色は純白、耳の辺りはピンク色です。 もうすぐ4歳です。(2006年1月生まれ) 好きなことは、昼寝、爪とぎ、障子破り。 趣味は障子の桟でジャングルジム遊びをすること。ケーブルの噛み切りと屋外への脱走の情熱は冷め気味。
好きな作曲家は、ボルフガング・アマデウス・モーツアルト。 特に好きな曲は、ピアノ協奏曲22番、23番。クラリネット協奏曲は聴きすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。 ヴィヤニエフスキーのヴィオリン協奏曲2番(五嶋みどり演奏)も時々聴きます。
おりにふれ、また見てみたいなと思う映画は、やはり「スタンドバイミー」かな。ベン・E・キングの歌がとてもいい。
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