2007年04月14日
削られてしまった猪高緑地
名東区には緑が多くて、いい場所がたくさんあり、これから陽気がよくなるとあちこちでかけることができる。 牧野が池緑地、猪高緑地、明徳緑地など、規模の大きな緑地が保存されているのが大変うれしく、我が家も時々出かける。
特に猪高緑地は、森が深く山あり谷あり、竹林あり、湿地ありと実に楽しい場所だ。
ところが最近大きな変化が起きている。
冒頭に載せた二つの写真を比較するとよくわかる。
同じ場所だが、地図のほうは最新の地図に近いが、衛星写真のほうは、たぶん1年くらいは前のものだ。
写真では緑に写っている場所が、地図のほうでは森ではなくなっている。
さらにいうと、写真で黄色の地肌が見えている場所も、以前は緑の森だった。
正確には、「猪高緑地」ではないのかもしれないが猪高緑地に隣接していた長久手町側の森がすっかり宅地に開発されてしまった。
下の写真は、猪高緑地に隣接した森の中にあった「たいようの杜幼稚園」だが、山羊など飼っており、名古屋市側の猪高緑地から長湫越え(昔の峠のあとか?)を越えようとすると、いきなり森の中にこの幼稚園が現れて驚いたものだが、その長久手町側は、森がなくなり丸見えになってしまった。
いまでは、猪高緑地を散策し、森の最奥の辺りについたとおもったら、いきなり森が途切れむき出しの削られた山肌が現れ、一気に雰囲気が壊れてしまう。
しょうがないことかもしれないが、残念なことだ。
2007年04月08日
香流川の桜
香流川の川岸の桜は満開、風にはらはらと花びらが舞っていた。
概算してみたが、桜の木は600本以上はありそうだ。
そぞろ歩きの人も何人かすれ違うが、ほとんどが中年以上の人ばかりだ。平日というわけでもないのだが。
道端には、姫踊子草もたくさん、タンポポや菜の花も咲いていかにも春が来たにぎやかさである。
こんなに赤い色の桜もさいていた。
桜見物の後は、選挙に行って帰ってきた。
香流川と書いて、「かなれがわ」と読むが、字面も音の響きもとてもよい名前だと思う。
水源は、1昨年行われた名古屋万博の会場のほうで、長久手古戦場のあたりをとおり、矢田川に合流する。1級河川だが、街中を流れているわりに、流域が住宅街になっているせいか、静かなたたずまいで、鴨が泳いでいたりして、両岸の道路は格好の散歩道となっている。
名前の由来の一説には、川の近くに権道寺というお寺があったが、応仁の乱の時に焼け落ち、そのやけくずを川になげいれたところ、その以来川から香りが漂うようになり、その香りのするあたりを掘ったところ黄金の仏像が出てきた、その後香流川と呼ぶようになった、というのがある。
このあたりには、なかなか難しい地名があるが、次の地名(公園の名前)はなんと読むのだろう。
「化者業公園」 ばけものぎょうこうえん ?? 答えは次回の記事で。 続きを読む
2007年01月22日
鉈薬師 覚王山
21日は覚王山日泰寺の縁日だったが、日泰寺の近くに「鉈薬師」があるのをご存知だろうか。円空が鉈一本で彫ったといわれる日光・月光の菩薩像と12神将が安置されている。普段は閉鎖されているので、その姿を見ることができないが、日泰寺の縁日には開帳されるので、その姿を鑑賞することができる。
私は、ずいぶん以前に見せていただいたが、あらあらしいまでに大胆な彫り方は、実にすばらしい。
その鉈薬師を少し上ったところに、高見小学校あたりから登ってくる坂道(階段)がある。以前は、独特な雰囲気で楽しい場所だったが、現在は車で通れるような道路を建設中だ。これができれば、日泰寺の裏手を通って天満通りへ出られるようになり、便利になる。地元の人は反対しているようで、「絶対反対」などの看板がある。詳しい事情がわからないので、安易に賛成・反対をいえないが、昔ながらのいい雰囲気の場所が失われるのは、実に寂しい。
覚王山日泰寺の西に、ちょっと気の利いた喫茶店がある。その名も「一倫」といい、由緒ありそうな民家を喫茶店に作り変えている。お店では、コーヒーのほかぜんざいなども食べさせてくれるが、立派なお庭があり、お茶を飲みながらお庭を眺めていると、時間のたつのを忘れる。
私のお気に入りのお店のひとつである。
私は、ずいぶん以前に見せていただいたが、あらあらしいまでに大胆な彫り方は、実にすばらしい。
その鉈薬師を少し上ったところに、高見小学校あたりから登ってくる坂道(階段)がある。以前は、独特な雰囲気で楽しい場所だったが、現在は車で通れるような道路を建設中だ。これができれば、日泰寺の裏手を通って天満通りへ出られるようになり、便利になる。地元の人は反対しているようで、「絶対反対」などの看板がある。詳しい事情がわからないので、安易に賛成・反対をいえないが、昔ながらのいい雰囲気の場所が失われるのは、実に寂しい。
覚王山日泰寺の西に、ちょっと気の利いた喫茶店がある。その名も「一倫」といい、由緒ありそうな民家を喫茶店に作り変えている。お店では、コーヒーのほかぜんざいなども食べさせてくれるが、立派なお庭があり、お茶を飲みながらお庭を眺めていると、時間のたつのを忘れる。
私のお気に入りのお店のひとつである。