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2013年07月11日

サラ・ブライトマン公演 演出がCGで前回から一変!!


 数日前、日本碍子ホールへ「サラ・ブライトマン」の公演を聴きにいってきた。
 聴衆は会場ほぼ一杯だったが、もともとアリーナなので、イスは硬く音響効果もよくなく、音楽を聴くにはあまり条件のいい会場ではない。数年前の来日のときも、同じ会場だったが、入場できる人数を多くして収益をあげるためだろうか?
 それでもS席15,000円なのだが、S席というにはかなり残念な場所だった。
 10月には、イッツァク・パールマンが来日する予定なので、そちらのチケットも購入済みなのだが、こちらもS席で18,000円、3,000円高いが県芸のコンサートホールなので、イスももっと立派だし音響効果もよい。
 サラ・ブライトマンは、伴奏のスタッフなども連れてくるのかも知れないがちょっと高い気がする。
 確かに声はすばらしいものがあるとおもうが、歌う曲は似た感じのものが多く名前も覚えられない。知っているのは、「オペラ座の怪人」と「タイム・ツー・セイ・グッドバイ」くらいだ。あとはおまけで「トトロ」の歌も歌っていたっけ。
 アンコールはするのかなと思って待っていたら、3~4曲も歌う大サービスだった。
 前回の公演のときは、照明や演出がイマイチで、舞台の周りの狭いところでチカチカスポットライトを操作しているだけだったが、今回は舞台のバックに巨大なスクリーンを配置し、プロジェクターでCG画像を投影し、その前で歌っていた。
 CG画像は、星空のイメージや宇宙をテーマにしたものなどで、最初のうちはよかったが、ずっと同じような画像ばかり見せられているとだんだんウザったらしく感じるようになってしまった。どうせプロジェクターとスクリーンがあるのなら、サラ・ブライトマンの歌っている姿のアップを時々映してもよかったのではと思う。歌っている顔と表情が見られるのは最前列の客かオペラグラスをもっている客だけなのだから。
 NHKで放映していたラスベガスでの公演を見ても、演出は手が込んでいたので、サラ・ブライトマン自身が派手な演出がすきなのだろう。そして高い台の上で歌う場面も多かったが、これもサラ・ブライトマン自身が高い場所で歌うのが好きなのだろう。
 聴衆は、雑多な人たちで日頃から音楽に親しんでいる人という感じはあまりしない。中年から老年の人が多く、若い人あまりみられない。
 たぶんNHKの放送や、映画「アマルフィ」でサラ・ブライトマンを知り、ファン?になった人なのかなと思われる。
 サラ・ブライトマンにとっては、日本はいい市場なのだろう。数年したら、また来日するのだろうと想像する。
 ただ、確かにすごい声と声量だが、年のせいか衰えたのかな?と感じるところがほんの少しあった。
  

Posted by ミシェル at 12:04Comments(0)TrackBack(0)

2013年07月09日

(子)羊たちの沈黙



 先日、たまたま伏見へ行く用があり、そのついでに「ヤマハ」によった。
 何か面白そうな本がないかと物色していて、「さよならドビッシー」と「6本指のゴルドベルグ」が目に付き購入してきた。
 「さよならドビッシー」は「このミス大賞」を受賞し映画にもなったらしく、なんとなく題名が頭の片隅に残っていたので衝動買いした。「6本指のゴルドベルグ」は、「ゴルドベルグ」といえば、当然「バッハ」という名前より先に「グレン・グールド」が頭に浮かび、すぐに手に取ってしまった。グレングールドの「ゴルドベルグ変奏曲」といえば、わたしがランニングするとき(フィットネスでも、マラソンのときも)MPプレイヤーでいつも聞いている曲である。ちょうどわたしのランニングのペースに合っていて、この曲を聴いていると快適に走ることができるのだ。
 書いてあることは、やはりグレングールドのゴルドベルグ変奏曲のことだが、映画「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」の(準)主人公である、ドクター・レクターがグレングールドの「ゴルドベルグ変奏曲」のファンであり、映画の重要な場面でこの曲が流れるということであった。また、6本指とは、ドクター・レクターが先天性の多指奇形で中指が二本あるということから、この題名となったのである。
 筆者は、ピアニストなので指に関しては常人とは異なる関心があるのであろう。指が1本多いとピアノ演奏には有利なのだろうか?そうは単純にはいえないと思う。かえって邪魔かも知れないし、いっそ阿修羅か千手観音のように指だけでなく、手が何本もあったらすごい演奏ができるだとは思うけど...

 それはさておき、早速「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」のDVDをレンタルしてきた見ることにした。
 判明したことが。「羊たちの沈黙」は実は「子羊たち(lambs)の沈黙」だった。日本語名にするときの語呂から「羊たち...」にしたのだろうが、キリスト教文化圏の人たちには「子羊」は当然特別な響きを持っていることが想像される。
 「羊たちの沈黙」で、ゴルドベルグ変奏曲が流れるのは、一箇所だけでドクター・レクターが脱走する少し前のシーンだけである。一方「ハンニバル」では、いろんなシーンのバックで流れている。。
 また気づいたことが、いくつか、「羊たちの沈黙」にくらべ「ハンニバル」はぐんと映画のクオリティが落ちて、「羊たちの沈黙」で感じられた知性や文化的な香りが一切なく、ただのホラー映画になってしまっていること。
 主役の女性(クラリス・スターリング)が、あまりにも違う。「羊たちの沈黙」ジュディー・フォスターの美しさとすばらしい演技にくらべ、「ハンニバル」のクラリス・スターリングのただ胸の大きいだけの女優(名前も知りたくない)の落差には愕然とした。
 かろうじて、アンソニー・ホプキンスだけが、「羊たちの沈黙」に近いレベルだっただけで、そのほかは論評したくもない惨状だった。
 

  

Posted by ミシェル at 16:04Comments(0)TrackBack(0)映画
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プロフィール
ミシェル
ミシェル
ターキシュアンゴラです。 体の毛の色は純白、耳の辺りはピンク色です。 もうすぐ4歳です。(2006年1月生まれ) 好きなことは、昼寝、爪とぎ、障子破り。 趣味は障子の桟でジャングルジム遊びをすること。ケーブルの噛み切りと屋外への脱走の情熱は冷め気味。
好きな作曲家は、ボルフガング・アマデウス・モーツアルト。 特に好きな曲は、ピアノ協奏曲22番、23番。クラリネット協奏曲は聴きすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。 ヴィヤニエフスキーのヴィオリン協奏曲2番(五嶋みどり演奏)も時々聴きます。
おりにふれ、また見てみたいなと思う映画は、やはり「スタンドバイミー」かな。ベン・E・キングの歌がとてもいい。
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