2007年02月04日
猫の輸血
猫のタツ君が部屋の片隅でうずくまったまま、動けなくなりました。
仕事から帰ってから、病院に連れて行くと、極度の貧血状態になっているとのこと!! 散歩に出かけて、野良猫と接触したために、ヘモバルトネラという、血液の中に寄生虫がいる病気にかかってしまったのだ。この病気は薬によって、症状の改善は図れるものの、完治は望めない。
栄養点滴を受け、決定的な状態は免れたものの、改善はあまりみられない。(貧血かぁ・・・・あ~あそこら辺を歩いている、あんた!(猫)、あんた!(猫)ちょっと血液くれないかなあ!)そんな風に、野良猫に熱~い視線を送りながら、タツ君の回復を願う。
点滴を受けに、獣医さんに行ったとき 「輸血という方法もありますが、少々費用がかかります。」と情報を得る。何でも、獣医さんによってはそのために自宅に7~8匹の猫を飼っていて、猫の非常事態に備えているらしい。帰りに助手の方に、「猫にもA型とかB型とかあるんですかね。」と聞いてみると、「A型とか、B型とかはありませんが、4つぐらいに型がわかれているらしいですよ。」との事。(しかし、後でかかるようになった獣医さんはこの方法だと、『血液を提供する猫にもかなりの負担がかかるから、ウチでは、やりません。』とのこと)
おお~これだあ!!!今まで何かと検査を受けるたびに「その検査いくらですか?」と、費用にビビリ、いちいち確認を取っていたご主人様でしたが、このときだけは、タツ君が瀕死の状態にあったので、そのようなケチな質問は控え、即座にお願いしたのでした。
早速に、タツ君は入院加療することになり、その日はそのまま獣医さんのところにおいてきました。「しかし、輸血をすると拒絶反応が起こり、かなり苦しみます。絶対助かるとの保障は出来ませんよ。」(う~んそんなフレーズは、確かドラマなどで聞いているな。『そそ、そんな先生!!この子を助けてください、お願いします!!ううう・・・・」とか何とか・・・
次の日、獣医さんから早速お電話をいただく。「輸血は、昨日のうちにおこない、タツちゃんは、今拒絶反応で吐いています。」「そうですか・・・。」「引き続き、状態をみていきます。」「よろしくお願いします。」
3日ほどの入院生活を終え、タツ君が、退院!なんと、メチャメチャ元気になりました!!輸血ってスゴイ!まさに魔法の治療法ですね。
しかし、3日間の入院および、輸血治療、検査、その他もろもろで、ご主人様のお財布はかなりの打撃!!退院の日には、妻に5万円を渡しタツ君の迎えを依頼、仕事から帰ってきてから、「おつり返して。」と言ったら、「お釣りどころか、1万2千円も立て替えて払ったから、返してよ。」と逆に、お金の要求をされてしまいました。このときは、しめて10万以上も、かかってしまったのです。
元気を回復し、いつものようによく食べ意欲も満々になってきたタツ君。こうなるとまた外に散歩に行きたくて仕方がありません。外には、危険がいっぱい!これを機会に、もう絶対外には出さないぞ!!とかたく決心したご主人様。戸を開けるときには、必ずタツ君を、ケージに入れました。
タツ君は、おとなしくて賢い猫でしたが、ケージに入ることが大嫌いでした。(ミシェルは、我が家と思っているので、暇なときは自分で入って寛いでいるんで助かるんですけど・・・)「こら~~!!!出せ~~~,嫌だって言ってるだろう!!!!」てな調子で、鳴きわめいて抗議するのです。あまりのうるささに、負けてケージからだけは、しぶしぶ開放することになります。
タツ君が、ケージに入らないので、洗濯物をちょっと取り入れるときなど、タツ君の居所を確認して、すばやく!!ということになります。これがまた、神経を使うんです。タツ君は、タツ君で、お散歩に出してもらえず、なかば禁断症状。
ストレスもマックスに達した、2~3日後のこと、とうとうご主人様のスキをついてタツ君は戸外へ逃走!!「あ~!!!!10万円がにげた~~~~!!!!」と、まるで、10万円の品物が盗まれたような錯覚に陥るご主人様でした。(冷静に考えてみれば、タツ君は尻尾の曲がった雑種の猫なんですが・・・
逃走したタツ君は、入院、監禁のストレスから開放され外の自由な空気を満喫すべく、3日間も家出したのです。
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この記事へのコメント
タツ君、大変でしたね!
実家の大猫君も、
しょっちゅう尿道結石ができ、
よく動物病院のお世話になりました。
去勢してなかったからとも言われましたが、
そのわりには、
近所に大猫君の遺伝子を引き継いだ猫は、
存在していなかった気がします。
また、うちの犬君のも、
昨年秋から、排尿障害で、
朝夕、動物病院で導尿を受けていました。
そして、先月、去勢手術をしました。
排尿は改善されましたが、
去勢しても、犬君の根性は変わりませんでした。
費用もかかりましたが、
犬君が元気に排尿できるので、良しとしますか!?
実家の大猫君も、
しょっちゅう尿道結石ができ、
よく動物病院のお世話になりました。
去勢してなかったからとも言われましたが、
そのわりには、
近所に大猫君の遺伝子を引き継いだ猫は、
存在していなかった気がします。
また、うちの犬君のも、
昨年秋から、排尿障害で、
朝夕、動物病院で導尿を受けていました。
そして、先月、去勢手術をしました。
排尿は改善されましたが、
去勢しても、犬君の根性は変わりませんでした。
費用もかかりましたが、
犬君が元気に排尿できるので、良しとしますか!?
Posted by bigsexy at 2007年02月04日 12:25
biqsexyさん、いつもコメントありがとうございます。お互い動物の命を預かるということは、大変ですね。(^v^;)
Posted by ミシェル at 2007年02月04日 13:02
はじめまして!タツ君に振りまわされて、大変でしたね!私もなっちゃんとたっちゃんの2匹かってます。とくにたっちゃんはシャムだけどおば~チャンです。ここ2~3年かゆいか、ねぶりすぎて縫ってもらったり、何しろ、とことんなめる為、1年ぐらいずっと、エリザベスつけてます。いまでは首振ってうまい事、歩いてますけど、ほんと生き物は大変ですね、でも猫は大好きで~す。
Posted by 花 at 2007年02月04日 20:08
花さん、はじめまして、コメント有難うございます。もう少しタツ君ブログにお付き合いをお願いします。m(- -)m
Posted by at 2007年02月04日 21:15
タツ君、元気になって本当に良かったですね!!
猫にも輸血があるとは知りませんでした。
大事なタツ君、でも10万はかなりの出費でした。
脱走した瞬間の10万円が逃げたには大笑いしました!
猫にも輸血があるとは知りませんでした。
大事なタツ君、でも10万はかなりの出費でした。
脱走した瞬間の10万円が逃げたには大笑いしました!
Posted by ちょこレピ at 2007年02月05日 16:38