2013年01月08日
映画「画家と庭師とカンパーニュ」
「エニグマ」をレンタルビデオ屋で借りるとき、ついでに「画家と庭師とカンパーニュ」というDVDも一緒に借りてきた。
全然題名も知らない映画だったが、前にNHKで「マルセルの夏」を見て、プロバンスにあこがれていたし、イギリス人が書いた軽い感じのプロバンスに関する本もよんでいたので、もしかしたらプロバンスみたいなフランスの田舎の話かもしれないと思って、少しだけ興味をもったので一緒に借りてきたのだった。
「エニグマ」を返す段になって、せっかく一緒に借りてきたので見ておこうとそれほど期待もせずにDVDプレイヤーセットしたのだが、意外と楽しく見ることが出来た。
冷静に見れば、それほどよく出来たシナリオでもないのだが、主役の画家と庭師の掛け合いが面白く思われた。
私には、とくに画家の役者の雰囲気がとても気に入った。
ラストは、少し悲しい結末になっているのだが、ラストシーンヘ向かってのかなり長い間、モーツアルトの「クラリネット協奏曲k622」がバックに流れる。
この曲は、モーツアルトの曲の中でも、私が一番好きな曲で、最近はそうでもないが、昔はいつも聞いていた曲である。
そして映画の中では、画家と庭師がこの曲のことを話し合うとき「モザールか?」と発音していた。
前に見た「アマデウス」では、冒頭のシーンでサリエリが「モツアールト」と云う感じでさけんでいたが、フランスでは「モザール」と発音するようだ。