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2007年08月07日

網走刑務所



 道東ではおなじみの見学コース、網走刑務所(実際は博物館網走監獄、財団法人が運営している)へ、旅行社の日程の都合で1時間30分間と、じっくり見学することができた。
 監獄ということで、あまり気持ちのいい場所ではないのだが、写真のように天窓があり、太陽の光が明るく差し込んでいたのには、ちょっと意外な感じがした。なぜか、暗くじめじめして光も差さないような場所をイメージしていたので。
 とはいえ、説明では雑居房などは6畳の部屋に6人で、その6畳にはトイレも含まれているそうで、繁忙期(夏山)の山小屋並みの窮屈さが365日続くのは、相当のストレスだろう。

 博物館網走監獄の説明員(きれいな女性だった)やバスガイドの説明では、北海道では道路工事や硫黄の採掘の人足として、監獄の犯罪者たち(政治犯や明治時代には反乱した士族たちも多い)が非人間的に使われたそうで、戦前の天皇制政府の非人道的な体制の一面を見せられた気がした。



 網走から知床方面へ向かう鉄道の途中にある北浜駅。
 高倉健さん出演の映画をはじめ、いろいろな映画のロケで使われている駅だそうだ。
 この先には、原生花園駅があった。バスの中からだったので、いい写真がとれなかったが、ニッコウキスゲに似た黄色い花が沢山咲いていたが、エゾキスゲという名前だと説明された。
 鉄道は海辺を走っているので、海抜数メートルなのだが、咲いている花は、長野県あたりの1500mから2000m当たりの高山に咲くような花が咲いていた。よく知らない観光客は、この原生花園へ来て、お花ってこれだけですか、と聞くらしいが、アルプスなどの登山の時と同じような話だなと思った。
 初めて山に登った登山者も、みんな例外なくお花畑を目の前にしていながら、どこにお花畑があるんですかと聞く。
 お花畑や(原生)花園と聞くと、公園の植え込みのような人工的的に栽培された花園(はなぞの)をイメージしてしまうのだろうか。お花畑、(原生)花園といっても、自然に咲いているものなので、美しいくかわいらしく咲いているのだが、人間様が見るため(に見られるために)にきれいに整理されて、咲いているわけではない。 だからこそ、価値があるのだけれど。

 そういえば。網走刑務所のすぐそばで昼食をとったのだが、そのあと、映画「幸せの黄色いハンカチ」で、刑務所から出所したての高倉健さんふんする主人公がラーメンを食べたラーメン屋を探したが、結局見つからなかった。あれは、やっぱり映画の中だけの虚構だったのかな。ちょっぴり残念。


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ミシェル
ミシェル
ターキシュアンゴラです。 体の毛の色は純白、耳の辺りはピンク色です。 もうすぐ4歳です。(2006年1月生まれ) 好きなことは、昼寝、爪とぎ、障子破り。 趣味は障子の桟でジャングルジム遊びをすること。ケーブルの噛み切りと屋外への脱走の情熱は冷め気味。
好きな作曲家は、ボルフガング・アマデウス・モーツアルト。 特に好きな曲は、ピアノ協奏曲22番、23番。クラリネット協奏曲は聴きすぎて、ちょっと食傷気味になってしまった。 ヴィヤニエフスキーのヴィオリン協奏曲2番(五嶋みどり演奏)も時々聴きます。
おりにふれ、また見てみたいなと思う映画は、やはり「スタンドバイミー」かな。ベン・E・キングの歌がとてもいい。
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