2007年04月03日
タクラマカン砂漠からの便り
今日は、黄砂がかってなく多かったそうだ。
都心で見た「ミッドランドスクエア」も「JRタワー」もかすんでいた。
春霞かと思ったが、黄色い砂だったらしい。
黄色い砂は、はるか遠くにある中国大陸のゴビ砂漠やさらに遠いタクラマカン砂漠から飛んでくるという。偏西風に乗って飛んでくるのだが、この距離を何日間かかって旅してくるのだろう。
タクラマカン砂漠といえば、三蔵法師が経典を求めて天竺へ旅した道であり、中国長安からはるかローマまで続くシルクロードの通る場所でもある。
「タクラマカン」の名前は、ウイグル語の「タッキリ(死)」と「マカン(無限)」から名づけられたそうで、一度入ったら出られない「死の砂漠」として恐れられ、尊ばれていた。
が、最近では道路ができ、鉄道ができて、昔とは変わってきたらしい。
ともあれ、丸の内の交差点では、しだれ桜が満開になっていた。