2007年01月28日
仙人池 裏剣 その2
室堂から途中剣沢小屋で一泊し、アップダウンを繰り返して、6時間ほど歩くと仙人池につく。ここには、仙人池小屋があるが、小屋主は70代の女性である。小屋の南に仙人池がある。池はそれほど大きくないが、ここから見える剣岳の異形が池の水面に映る。それを狙って、大きな本格的なカメラと三脚を持った人が、たくさん集まっている。
確かに、ここから望む剣岳は、いくつものピークが連なり、表(西側)から見る剣岳とは、まったく異なる姿を見せてくれる。
ピークとピークの間の谷には、秋になっても前年の雪渓が残り、近寄りがたい雰囲気を漂わせている。 冒頭の写真は、「三の窓雪渓」である。
私は、あえて仙人池小屋での宿泊を避け、さらに歩いて下った仙人湯小屋に泊まることにした。
仙人湯小屋は、谷間にあるため、もう剣岳をはじめとする3000メートル級の山の姿を望むことは出来ないが、代わりに温泉がある。
ほとんどの山小屋にはお風呂などないので、山の中にいる間は、何日も入浴はできない。そこで、下山すると最初に下山地の近くの温泉へ行き、山行の汚れを落とすのが、いつもの行動パターンである。
だから、山小屋に温泉があると、これほどうれしいことはない。
ここの小屋の小屋主から聞いたのであるが、この小屋は売りに出ていたので最近購入したとのことである。購入したときの値段も聞いたのだガ、残念なことに忘れてしまった。ただ、自分にも無理をすれば買える値段だったと記憶している。