2008年09月27日
ヒトラーの贋札
久しぶりにいい映画を観た。
役者がいい。主人公の贋札つくりの名人役、すごい存在感だ。
音楽がいい。エンドロールに流れるタンゴの曲、すばらしい。心に残るメロディだ。
そして、連合軍の到来によって、収容所が開放されたときに、収容所内の蓄音機でかけられて、流れる曲、曲名はわからないが、イタリアオペラあたりの曲か、テナーの声が心に響く。
そういえば、少し状況は違うが、「ショーシャンクの空の下」で、主人公が監獄内に流した蓄音機の音楽。あれは、モーツアルトの「フィガロの結婚」だったか。
追い詰められた、極限のような状態でも、音楽は人間の心にしみてくる。
暗い時代の暗い話だが、この映画では、バックに流れる効果的な音楽のおかげで、見終わったときに、沈んだ気持ではなく、もっと違った後味のいい気分にしてくれる。
役者がいい。主人公の贋札つくりの名人役、すごい存在感だ。
音楽がいい。エンドロールに流れるタンゴの曲、すばらしい。心に残るメロディだ。
そして、連合軍の到来によって、収容所が開放されたときに、収容所内の蓄音機でかけられて、流れる曲、曲名はわからないが、イタリアオペラあたりの曲か、テナーの声が心に響く。
そういえば、少し状況は違うが、「ショーシャンクの空の下」で、主人公が監獄内に流した蓄音機の音楽。あれは、モーツアルトの「フィガロの結婚」だったか。
追い詰められた、極限のような状態でも、音楽は人間の心にしみてくる。
暗い時代の暗い話だが、この映画では、バックに流れる効果的な音楽のおかげで、見終わったときに、沈んだ気持ではなく、もっと違った後味のいい気分にしてくれる。
2008年09月21日
土砂降りのなか、長良川マラソン
今日は、朝8時半から長良川マラソン大会だった。
カミナリは鳴るわ、雨は土砂降りだわ、道路上は雨水が1cm以上の深さでながれているわ、で中止かなと思ったら全然、やるという。
集まった人は100人にも満たない。元旦にもマラソンがあった同じ場所、同じ団体主催だが、元旦には500人くらいはいたのに、今回はさすがに少ない。
どしゃぶりの雨に打たれながら、念入りな準備体操、10分くらい続いたか、指導は年配のおじさん、どうもこの人が大会の責任者らしい。
あまりの雨に、その責任者ののおじさんが、本来は長良橋そばのスタート地点から忠節橋までの往復(5Kmコース)、2往復(10Kmコース)を金華橋までの往復にしましょうという。私は素直にそれに従ったのだが、ほとんどの人は忠節橋まで行ってしまった。おかげで、私は3着でゴールした。
完走証をいただいて、その後、お盆にいけなかった両親の墓と実家の仏壇におまいりして帰宅。
雨はその後小降りに、たぶん一番大降りのときに走っていたようだ。
このマラソン大会、前回の元旦の時には、雪が激しく降っていた。天候には恵まれない大会のようである。
2008年09月15日
20世紀少年、いまいち。
20世紀少年が映画になった。
うるさいくらいテレビで宣伝している。
宣伝に乗せられやすい妻に連れられて、早速見に行った。
Movixは、異様な混雑、どの映画を見に来ているか知らないが、人、人、人でいっぱいだ。
肝心の映画は、はっきりいってイマイチ。というかぜんぜんよくない。
テレビで見たことがあるようなタレントが次々出てくるが、ストーリーがよくわからん、映像的にも感じさせるものがない。
まあ、一応漫画は読んでいたので、自分の場合は各シーンの意味がわかっていたが、漫画を読んでいない人には、なにがどうなっているのかさっぱりわからないのではなかろうか。
また、それぞれの役者も、特にいいものをひきだされているわけでもないし。
3部作のつもりらしいが、第1作は宣伝のおかげで満員だったが、2作には観客は入らないだろうし、3作まで作れるかどうか?
漫画が全部(22冊)そろっているので、前にヤフオクで売ろうとしたら、娘が売ってほしくないと言い出したので、やめたが、今売ればいい値で売れるかも。でも、映画上映が終わるころには値が下がっているかもしれないなあ。今が最後のチャンスのような気もチラホラ。
それに気になったことがひとつ。主人公たちの子供時代で、きている服があまりに薄汚れて汚い。自分の子供のころを思い出しても、立派な服は着ていなかったが、洗濯されてきれいな服をきていた。あんな小汚い服を着ている子はいなかったぞ。
もうひとつ、生瀬勝久の子供のころの役の子の顔が、生瀬そっくりで、びっくりというか、とても気持ち悪かった。
ところで、変な発見。座席が前から2列目で、かなり見にくいと思って座ったのだが、意外と見やすかった。
2008年08月17日
グルジア攻撃でのサイバー戦争
ロシアとグルジアの紛争が、停戦合意に達し、やっとロシアも調印したとか?
新しい冷戦の始まりかともいわれるこの紛争で、実際の熱い戦争と同時に、ネット上でもサイバー戦争が行われていたとの報道がある。
ロシアからグルジアの複数のサーバーにDDoS攻撃をしかけ、一時的に動作不能状態に落としいれたとのことだ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0808/12/news056.html
過去の戦争でも、実際の戦場での戦闘とは別に、偽札を敵国にばらまいたり、今日のNHKのテレビでも放映していたように、麻薬(あへん)を作って戦費を調達したり、いろいろなことが行われてきたことから考えて、戦争当事国が敵国にサイバー攻撃を仕掛けることは容易に想像できる。
IP電話だったり、企業内、企業間のVPNによる接続などはもちろん、メールによる通信、Webによる情報収集など、企業活動も日常生活も、インターネットの健全な動作なくしては一日も立ち行かない状態だ。
戦争状態であろうが、謀略であろうが、本格的なサイバー攻撃を受けたら、われわれの生活や国家はどんなことになってしまうのだろう。考えただけでも恐ろしい。
2008年08月14日
マツムシ草ー霧が峰は秋の風
今日は、知人と一緒に車山へ行ってきた。
車山は、毎年1回以上は行っている。
7月に行くと、黄色いニッコウキウゲが一面に咲いているのを見られるが、8月に入ってしまうと、ニッコウキスゲはまったく見られなくなり、薄紫色のマツムシ草が咲くようになる。
ビーナスラインを遠望しながら、車山肩から車山頂上を目指すと、赤紫のヤナギラン、可憐なハクサンフウロ、薄水色のツリガネニンジン、背の高いシシウド、ノアザミなどさまざまな花が目を楽しませてくれる。
山肌をわたってくる風は、さわやかで、すでに秋の気配を感じさせる。
北京オリンピックでは、なでしこジャパンが強豪ノルウエーに快勝。 テレビで見ていたが、次々とゴールを決め、安心してみていられた。
完敗の反町ジャパン、初戦キューバに敗北の星野ジャパン、不振・不安の日本男子と比べて、なでしこの頼もしいこと。
がんばれ、なでしこ!!!
2008年08月10日
ストリートビュー 名古屋はいつ?
グーグルの「ストリートビュー」の公開が始まったので、覗いてみた。
早速いってみたことがある場所を見てみた。
公開されている地域では道路が青く表示されるのだが、しらみつぶしに写してあるといった感じで、幹線道路だけではなく、路地裏のような道までしっかり網羅されている。
公開される地域はどんどん追加されているようで、つい先日見たときには、札幌、東京、大阪だけだったような気がするが、今日見ると函館と仙台も公開されていた。この分でいけば、名古屋なども遠からず公開されそうだ。
ところで、興味本位であちこち見る分には面白いが、実用的にどのような価値があるのかな?
営業の人とか、職業によっては助かる人もいるかもしれないが、一般の人にはねえ。
ところで、プライバシーが問題といった指摘もあるが、人の顔や車のナンバープレートなどはぼかしてある。
さらに、プライバシーなどで不安を覚えたら、直接グーグルへ指摘する(ネット上で)と、画像を消してくれるようだ。
たまたま、ある場所をみていたら、下記のような画像が出てきたが、削除したばあいには、こんな風になるものらしい。
とはいえ、ネットで見て気付いた人は削除するように依頼もできるが、自分に関係のあるような画像があることに気づく(気付ける)人はどれだけいるだろう。
知らないうちに公開されて、知らないうちに見られている人がほとんどだろう。
もちろん、もしプライバシーを侵害されるような画像があればの話で、そんなことは少ないとはおもうが...
ただ、住宅地(団地のような場所)内の道もくまなく写されているので、住所が番地までわかれば、どんな家なのかまで簡単にわかってしまうわなあ。
2008年08月02日
懸崖上的金魚公主 もうポニョが動画サイトに
いやあ、驚いた。
「崖の上のポニョ」が、中国の動画サイトにもうアップされている。
テレビで放映された予告編だけかとおもったら、本編すべてが見られる。
しかも、ちゃんと(?)中国語の字幕もついている。
どういうことになっているんだろう、中国は?
ところで、所ジョージが声優をしている「フジモト」のキャラクターは、手塚治虫の漫画に出てくる悪漢に似ている。手塚治虫の「鉄腕アトム」などに、目の下にくまができた悪役が時々出てきていたが、それと似ている気がする。
2008年07月31日
懲りない「丸明」、営業自粛要請翌日も販売
こういう人間を「度し難い」というんでしょうか?
営業自粛要請された「丸明」、処分が甘いともいわれていたが…
本日のニュースによると、営業自粛要請の翌日も、牛肉の販売をしていたらしい。
こんなことが許されないような世の中にしてほしいものだ。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080731/200807311107_5402.shtml
営業自粛要請された「丸明」、処分が甘いともいわれていたが…
本日のニュースによると、営業自粛要請の翌日も、牛肉の販売をしていたらしい。
こんなことが許されないような世の中にしてほしいものだ。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20080731/200807311107_5402.shtml
2008年07月31日
"TBS News"から消えた記事の不可解(内藤X清水)
昨日(7/30)の内藤大助 対 清水智信 の試合をテレビで見ていた。
9ラウンドまでジャッジの採点で不利だった内藤大助が10ラウンドでダウンを奪うと、勝機を逃さず一気にせめてKO勝ちした。
内藤は、前半のラウンドでは、どこかぎこちなかったが、中盤から動きがよくなったのが、素人の私にもわかった。
挑戦者の清水は、好感の持てるイケメンで、若々しく、いかにも挑戦者といった雰囲気がとても感じよかった。
ダウンを奪われたときには、マットをたたいて悔しがり、KO負けを宣告されたときには、コーナーで涙ぐんでいた。
とても、さわやかな気分にさせてくれた。
ところが、リング上で勝利者インタビューを受けていた内藤選手の、そのインタビューに割り込んで邪魔してきた奴がいた。
http://jp.youtube.com/watch?v=kDMxuGimbGs
亀田興起だ。いっぺんに気分が悪くなった。
今日、インターネットを見ていたら、この件に関して、TBSに多数の抗議電話がかかってきたらしいことが載っていた。
ところで、インターネットを見ているときに、不可解なことがあった。
ネット上のニュースサイト「TBS News」上に一度掲載された「内藤大助対清水智信の試合」に関するニュースが、削除されて見られなくなっているのだ。 先の抗議電話と関係があるのだろうか?
グーグル上のキャッシュで、実際に掲載されたニュースの内容を確認してみようとしたのだが、ニュース記事に関しては、グーグルのサーバーにはキャッシュ保存していないようで見られなかった。
それにしても、なぜ一度掲載した記事を削除するようなことをしたのだろうか?しかも、試合の放映はTBSだったのに!
グーグルで、「=("内藤選手、KO勝ちで3度目の防衛")」で検索すると、下の検索結果が表示される。
ここ(一番上の検索結果)から、該当の記事に飛ぶと、下のように表示される。(7/30 10:20 現在)
9ラウンドまでジャッジの採点で不利だった内藤大助が10ラウンドでダウンを奪うと、勝機を逃さず一気にせめてKO勝ちした。
内藤は、前半のラウンドでは、どこかぎこちなかったが、中盤から動きがよくなったのが、素人の私にもわかった。
挑戦者の清水は、好感の持てるイケメンで、若々しく、いかにも挑戦者といった雰囲気がとても感じよかった。
ダウンを奪われたときには、マットをたたいて悔しがり、KO負けを宣告されたときには、コーナーで涙ぐんでいた。
とても、さわやかな気分にさせてくれた。
ところが、リング上で勝利者インタビューを受けていた内藤選手の、そのインタビューに割り込んで邪魔してきた奴がいた。
http://jp.youtube.com/watch?v=kDMxuGimbGs
亀田興起だ。いっぺんに気分が悪くなった。
今日、インターネットを見ていたら、この件に関して、TBSに多数の抗議電話がかかってきたらしいことが載っていた。
ところで、インターネットを見ているときに、不可解なことがあった。
ネット上のニュースサイト「TBS News」上に一度掲載された「内藤大助対清水智信の試合」に関するニュースが、削除されて見られなくなっているのだ。 先の抗議電話と関係があるのだろうか?
グーグル上のキャッシュで、実際に掲載されたニュースの内容を確認してみようとしたのだが、ニュース記事に関しては、グーグルのサーバーにはキャッシュ保存していないようで見られなかった。
それにしても、なぜ一度掲載した記事を削除するようなことをしたのだろうか?しかも、試合の放映はTBSだったのに!
グーグルで、「=("内藤選手、KO勝ちで3度目の防衛")」で検索すると、下の検索結果が表示される。
ここ(一番上の検索結果)から、該当の記事に飛ぶと、下のように表示される。(7/30 10:20 現在)
2008年07月28日
崖の上のポニョ
「崖の上のポニョ」を見てきた。
絵のタッチが、絵本のようなイメージだ。
あまり深く考えて見る必要はないと思う。
素直に見れば楽しい映画だ。
ポニョの本名が、「ブリュンヒルデ」。
ん、どこかで聞いたことがあるような名前だ。
と思ったら、「ニーベルングの指輪」の登場人物の名前だった。
ところで、なんで長島一茂なんかを声優に使ったの?
タレントを、声優に使うのはいい加減やめてほしい。
2008年07月26日
ショウキラン、ギンリョウソウー涸沢
またまた、涸沢で見た花だが、美しいというより、ちょっと変わった花を二つ。
まず、これは「ショウキラン」、無葉蘭で葉がない。小さな花で、色はきれいだが花茎を見るときのこみたいで、奇妙な感じだ。
こちらは、花も茎も、白いとうか透き通るような感じだが、きれいと言うより気色悪い雰囲気だ。
「銀竜草(ぎんりょうそう)」、またの名を幽霊草という。
咲いている場所も、日のあたらない、ジメっとしたところだ。
山に登って、道に迷ったり、夕暮れてきて、薄暗くなったのに、まだ山小屋にたどり着けないときに、こんな花を見たら、余計心細くなってしまうかもしれない。
山には、いろんな花が咲いている。
まず、これは「ショウキラン」、無葉蘭で葉がない。小さな花で、色はきれいだが花茎を見るときのこみたいで、奇妙な感じだ。
こちらは、花も茎も、白いとうか透き通るような感じだが、きれいと言うより気色悪い雰囲気だ。
「銀竜草(ぎんりょうそう)」、またの名を幽霊草という。
咲いている場所も、日のあたらない、ジメっとしたところだ。
山に登って、道に迷ったり、夕暮れてきて、薄暗くなったのに、まだ山小屋にたどり着けないときに、こんな花を見たら、余計心細くなってしまうかもしれない。
山には、いろんな花が咲いている。
2008年07月25日
マタタビの花ー涸沢
これも、涸沢からの下山道で見つけた「マタタビの花」。
白いかわいらしい花だ、形はすずらんなどにも似た釣鐘型である。
このはなは、葉が茂っていて、その下側にさいているので、見つけにくいし、写真も撮りにくい。
花の下側へカメラを差し出して写すのだが、液晶画面やファインダーがのぞけないので、大体の感覚で撮るのだが、うまく真ん中へ収まらなくて苦労した。何回シャッターを押しても、下の写真のようになってしまう。
我が家のミシェル君に、お土産にしたかったが、実はなっていなかった。
ところで、マタタビの葉は、一部白くなっているが、なぜだろう。
2008年07月25日
エンレイソウー涸沢
前記事のキヌガサソウの近くで見かけた「エンレイソウ」。
葉は大きいが、花は形も色もとても地味なものだ。
漢字では、「延齢草」と書く。
この仲間は毒があるというが、食べ過ぎや食あたりに根を煎じて飲むと直ったらしい。
それで、「延齢草」という名前がついたのだろうか?
白い花がつくものや、もっと大きな花がつくものも同じ種類にある。
2008年07月23日
キヌガサソウ 涸沢
この連休に、涸沢まで行ってきた。
横尾から涸沢へ登る途中、本谷の沢を離れ、涸沢の沢を登り始めたあたりで「きぬがさそう」を発見した。
こんなにきれいに咲いているのは、今回初めて見る事ができた。
宿(徳沢園)も、涸沢ヒュッテも満員だったが、昨年の秋(紅葉の時期)に比べれば、登山道もそれほど混雑してはいなかった。
横尾山荘がまだ工事中で、60人しか収容できない状態なので、その分他の小屋が込んでいたのだろう。
秋に真っ赤な実と紅葉した葉で、谷を彩っていたダケカンバは、いまは白い花を咲かせていた。
キヌガサソウの全体をみたところ。花は、8枚ほどの大きな葉が開いている先に白い花が浮き上がるように咲いている。
花の色は、時間の経過とともに、ピンク色か薄緑色へと変わっていくそうだ。
2008年07月15日
大鼠山 子年に鼠の山に登る
いまさらだが、今年は子年ということで、鼠の山に登ってきた。
例によって、山の会の企画で連れて行ってもらったのだが、行く前はあまり気に留めていなかったのだが、行くバスの中で話を聞いて、意味がわかって来た。
そういえば、来年は牛年、再来年は寅年と干支の動物の名前のついた山がありそうだ。
十二支の名前のついた山が全部あるのかな? 巳年で蛇の名のついた山もあるのだろうか?一度ゆっくり調べてみようか。
ところでこの山、リーダーは、子年なので少しは入山者があるのかと予想していたそうだが、あまりなさそうな様子だった。
登山口から、いきなり薮こぎで、ほとんど踏み跡のない林の中を登らされた。
リーダーがルートファインディングしながら慎重に登ったので、途中でやっと登山道に出ることができた。
ところが、この登山道も一応踏み跡があり、登山道とはわかるのだが、道の両側は林、足元は笹が腰まで生えていて、見晴らしも利かないし、全体に暗い雰囲気だ、おまけにその日は雨まで降っていた。
それでも、途中で笹ゆりが何本か咲いているのを見て楽しむことができた。
また、登山道の脇のところどころに、白くうすぼんやりとした、なんとも奇妙な花が咲いていた。
銀竜草である。またの名を幽霊草。確かに薄気味悪いような感じのする花だ。
子年にちなんだ登山だったが、たぶん一人では登らないし、登る気にもならない山だった。
でも、そんな山に登れるのが、この山の会のいいところかも知れない、
2008年07月13日
永平寺参禅
近所の高校の早朝参禅会に参加していたら、永平寺で参禅するイベントがあるという。
早速、申し込んでいってきた。
実際は、禅をするのは40分程度で、後は教宣部長さんの法話と昼食、寺院内見学、帰路には魚広場にも寄るという観光に近いコースだった。
それでも、昼食はもちろん精進料理、作法にのっとって、箸を持つ前に決められた文句をマントラのようにいっせいに唱え、食するときは、会話はもちろん食器と食器の当たる音さえ立てないように、静寂を保ちながらいただく。
頂き終わった後は、お茶で食器を洗い、そのお茶を飲み干す。
お茶はもちろん、食べ物は一切残さず、すべて食べつくさなければいけない。とはいっても、食べきれないような量ではない。
なにしろ、この寺での食事は通常の成人男子が必要とするカロリーの半分ほどなので、ここで一週間修行すると5キロは確実にダイエットできるそうだ。
ただ、この参禅旅行、実はこの高校のPTAのイベントだったらしく(一般の参加者も受け入れていた)、帰りのバスの中は、懇親会状態となり、飲酒あり、カラオケありで盛り上がっていた。いやはや。
2008年06月03日
クイズショウ
「Quiz Show」という映画を借りてきて見た。
ロバートレッドフォードは、好きな監督で、「リバーランズスルーイッツ」、「ホースウイスパー(モンタナの風にふかれて)」をはじめ好きな映画がたくさんあるが、この映画は始めて見た。
内容は、50年代のアメリカで実際にあったクイズ番組の「やらせ」の話で、「ケネディ暗殺」、「ウオータ^ゲート」と並ぶ3大スキャンダルのだそうだ。
さすがロバートレッドフォード、2時間を越える長時間ものだが、飽きさせず集中させてくれる。
日本でも、一時期クイズ番組(ガチンコの)がはやり、大学にもクイズサークルができて、この映画のように、桁外れに広範な知識を誇るヒーローが登場していた。
最近も、テレビでクイズ番組が多いが、最近のクイズ番組は、難しい問題を出して、クイズマニアに答えさせるのではなく、10問問題があれば、9問までは大方の人が答えられるような問題で、1問だけちょっと難しい難問を出すような構成となっている。
ずば抜けた物知りを登場させて感心させるのではなく、視聴者自身が問題を解いて安心するようなつくりになっている。あまりやさしすぎると、馬鹿にされるといけないので、少しだけ難しい問題を入れているようだ。
もっとひどいのは、「オバカタレント」を出演させて、視聴者に優越感を味わってもらうという趣向の番組だ。
これは、逆の意味でのやらせ(知っているのに知らないふりしている)かもしれないが、冷静になれば視聴者を馬鹿にしているとも言える。あまり、好感の持てる番組つくりだとは思わない。
2008年06月03日
恵那山にヘリの残骸を発見
1昨日(6/1)に恵那山へ登ってきた。
山頂を越えて、下山に入ったところあたりで、大きな金属の破片を発見した。
同行者たちは、墜落したヘリの破片といっていたが、固定翼機のフラップのような部分があり、少し疑問を持った。
今日、ネットを調べると、昨年のほとんど同じころ(2007/6/2)に東邦航空のヘリコプターが恵那山中に墜落し、続けて穂高でも墜落し、一時運行を見合わせるとの記事が出てきた。
やっぱりヘリコプターだったのかと思いつつも、さらに調べると、その後に、2007年11月15日にも、こちらは小型固定翼機が墜落している。
一緒に登山していた人は、登山道の近くに墜落したので、救助の人も少しは楽だったねなどといっていたが、こちらの墜落事故の記事を調べていたら、怪我人は飛行機に乗っていた人だけでなく、登山中の人が墜落してきた飛行機に倒された木にあたって、手に軽い怪我をしたと書いてあった。
山中への墜落とはいえ、こんなこともあるのだなあ。
登山していた人は、いきなり飛行機が登山道に向かって墜落してきて、よほど驚いたのではないだろうか。
一昨日は、いい天気で、太陽の日差しは真夏を思わせるように強かった。
雲が出ていて、見晴らしはあまりよくなく、普段なら見える御岳や南・中央アルプスの山並みはほとんど見えなかったが、天空高くには、飛行機雲が大きな空を真っ二つに切り裂いて横切っていた。
2008年05月26日
青山高原マラソンは不発(中止)で、上野市観光へ切換え
昨日は、青山高原でマラソンの予定だったが、悪天候で中止になってしまった。
大会の案内に「雨天決行」とあったので、無理かとは思いながらも、朝7時に家を出て、とりあえず現地へ向かった。
途中、雨が小降りになったりして、ひょっとしたら開催かもと思いつつ急いだのだが、結局青山高原の入り口で待機していた大会関係者の人に、正式に中止とつげられてしまった。
せっかく来たのだから、風力発電の様子でも見ようと思ったのだが、こちらも立ち込める霧に邪魔されて、何も見ることができなかった。
今日の新聞を見ると、妻籠であったマラソンの方は開催されていたようで、なんか悔しい。
せっかく、青山高原まで来たので、伊賀上野市まで足をのばして観光することに。
10年以上前に訪れて、忍者屋敷で忍者の説明を受けたことを覚えているが、なにか前よりずっと観光地化しているような感じを受けた。
町を歩くと、あちこちに忍者に関したディスプレイがある。
どうやら、この町は「忍者」と「芭蕉」が二枚看板のようだ。
今回は、芭蕉のほうに的を絞って、忍者屋敷には近寄りもせず、芭蕉関連施設の3点セット、「芭蕉記念館」、「芭蕉生家」、「蓑虫庵」の3箇所を廻った。
「芭蕉記念館」は、展示してあるものの価値は高いのかもしれないが、展示室は1部屋だけで展示物も少ない、ぜんたいとして小規模な印象だ。
「芭蕉生家」は、落ち着いた雰囲気で、昔ながらの質素だがこぎれいなつくりの家だった。ただ、座敷には上がることは許されず、落ち着ける休憩場所もなく、ゆっくり芭蕉の生きていたころをしのぶには物足りなかった。
ちょうどお昼がちかかったので、この「芭蕉生家」の受付の方に、伊賀牛のおいしいお店を教えていただいて、そこで昼食することに。有名でお値段もそれなりに高い店と、おいしいけれど、気軽にランチ出来そうなお店の二つを教えていただき、当然ながら、気軽なお値段のお店へ向かった。
伊賀牛のステーキを頂いたのだが、二人で千円札4枚以内で、やわらかくレアに焼かれたお肉も、付け合せのダツの酢締めもおいしく、大満足の昼食だった。
昼食のあと、上野市駅のほうへぶらぶらと歩いて帰ったのだが、旧街道は昔ながらの連子格子の家並みや白い漆喰つくりの蔵などが、あちこちに見られどこかほっとさせられ通りとなっていた。
その後、奥さんは「くみひも会館」で組みひもつくりの体験、帰りは大山田温泉「さるびの湯」で汗を流して帰宅となり、マラソンはできなかったが、ゆっくり出来た日曜日となった。
大会の案内に「雨天決行」とあったので、無理かとは思いながらも、朝7時に家を出て、とりあえず現地へ向かった。
途中、雨が小降りになったりして、ひょっとしたら開催かもと思いつつ急いだのだが、結局青山高原の入り口で待機していた大会関係者の人に、正式に中止とつげられてしまった。
せっかく来たのだから、風力発電の様子でも見ようと思ったのだが、こちらも立ち込める霧に邪魔されて、何も見ることができなかった。
今日の新聞を見ると、妻籠であったマラソンの方は開催されていたようで、なんか悔しい。
せっかく、青山高原まで来たので、伊賀上野市まで足をのばして観光することに。
10年以上前に訪れて、忍者屋敷で忍者の説明を受けたことを覚えているが、なにか前よりずっと観光地化しているような感じを受けた。
町を歩くと、あちこちに忍者に関したディスプレイがある。
どうやら、この町は「忍者」と「芭蕉」が二枚看板のようだ。
今回は、芭蕉のほうに的を絞って、忍者屋敷には近寄りもせず、芭蕉関連施設の3点セット、「芭蕉記念館」、「芭蕉生家」、「蓑虫庵」の3箇所を廻った。
「芭蕉記念館」は、展示してあるものの価値は高いのかもしれないが、展示室は1部屋だけで展示物も少ない、ぜんたいとして小規模な印象だ。
「芭蕉生家」は、落ち着いた雰囲気で、昔ながらの質素だがこぎれいなつくりの家だった。ただ、座敷には上がることは許されず、落ち着ける休憩場所もなく、ゆっくり芭蕉の生きていたころをしのぶには物足りなかった。
ちょうどお昼がちかかったので、この「芭蕉生家」の受付の方に、伊賀牛のおいしいお店を教えていただいて、そこで昼食することに。有名でお値段もそれなりに高い店と、おいしいけれど、気軽にランチ出来そうなお店の二つを教えていただき、当然ながら、気軽なお値段のお店へ向かった。
伊賀牛のステーキを頂いたのだが、二人で千円札4枚以内で、やわらかくレアに焼かれたお肉も、付け合せのダツの酢締めもおいしく、大満足の昼食だった。
昼食のあと、上野市駅のほうへぶらぶらと歩いて帰ったのだが、旧街道は昔ながらの連子格子の家並みや白い漆喰つくりの蔵などが、あちこちに見られどこかほっとさせられ通りとなっていた。
その後、奥さんは「くみひも会館」で組みひもつくりの体験、帰りは大山田温泉「さるびの湯」で汗を流して帰宅となり、マラソンはできなかったが、ゆっくり出来た日曜日となった。
2008年05月19日
100キロウルトラマラソン
100キロウルトラマラソンに参加してきた!!
というのは実は嘘で、同時に開催されたショートマラソンの5キロの部で走ってきただけです。
毎年、南牧村では八ヶ岳の山麓を100キロ走るという過酷なマラソン大会が開催されている。
正式名称は「星の里八ヶ岳野辺山100キロウルトラマラソン」という長い名前で、開会式の司会や挨拶した人たちも、いいにくそうな感じだった。
日本一高所のJR線路がある小海線の野辺山駅近くを起点に、東の川上村方面を回って、今度は八ヶ岳の中腹にある稲子湯の近くまで登って、野辺山まで戻ってくる100キロのコースが100キロウルトラマラソンだ。
距離も桁外れに長いが、コース中の標高差もずいぶんある、強烈なコースでよほど体力に自信がないと挑戦すらできないマラソンだが、8時間9時間も走り続けるこんなマラソンを完走する人がいることににさえ驚く。
私のほうは、同時に開催される「ハーフ&ショートマラソン」の5キロの部に参加した。
今回は、ひざの痛みもなく一応体調は万全だったはずだが、実際に走ると意外と不調で、地中からふくらはぎの筋肉が痛くなり、途中少し歩いてしまった。いつも平和公園で7キロを走っているし、5キロは問題なく走れると思っていたので不本意だった。
スタート直後が下り坂になっていたのに、周りのランナーに釣られて早めに走ったのがいけなかったのかも。マラソンでは、最初のうちは速度を抑え目にすることと、マイペースを守ることが大切だと実感した。
コースは、畑や牧場の周りを回るようなコースだが、野辺山電波天文台の大きなパラボラアンテナを見ながら走れた。
ちなみに妻は、2キロの部に当日参加したら、なぜか(たぶん係りの人の手違い)2キロ小学生女子の部になってしまい、小さな子供たちと一緒に走る羽目になってしまった。いい話題と早速、友人にメールしていた。
大正村マラソンのときも感じたが、田舎(失礼)の村などでやっているマラソン大会は、村おこしということか、村中の人が一生懸命運営していて、手際の悪さがあったりしても、全体の雰囲気は好印象を持つ。
会場では、駒ヶ根のマラソン(9月)などのパンフレットを配っていたが、気候が暑いころになると、高原での大会が増えるのかな。そういえば、野辺山では、日中でも半袖ではまだ寒かった。